PointHopeツアー
僕の人生初のバンドツアー。
20歳のときやってたtizzyってバンドでも、東名阪ツアーの機会はあったものの
疲労のため謎の赤い斑点が脚にできてしまい、医者に「遠出はやめとけ」と言われて行けなかった。
(ロックな人ならたぶん行ってる。僕はひ弱である。)
初ツアーとは言いつつも、実は関東以外のとこでライブをしたことはある。
Lawrenceで名古屋で何回かライブしたりしてたし、ラッキーなことに残響祭名古屋編でもプレイできました。
だがしかし、自分たちだけで車運転してワイワイ遠出して、泊まって連日ライブ、みたいなことはしたことなかったんで、初ツアーということにしときます。
今回は中川航主催のungulatesによるMystery Languageのジャパンツアー。
それに帯同する形でPointHopeも初ツアーでした。
いきるは人生初のツアーだったので、彼にとってどんなかんじかな、とちょっと楽しみでした。
(ルミ子も初ツアーかな?)
初日は東京。
ベーアンがだいぶ小型で中音が出せない
そんな状況でもPAのコンさんのおかげで外音は超気持ち良いローを出してくれておりました。
PointHopeやっててマジで助かってるのは、コンさんが的確に低音の処理を外スピーカーでしてくれるため、混乱することなくライブできることですね。コーラスの返しもいい感じで歌いやすいです。
あと、PointHopeのなかで年長者の僕よりも年上なこともあってか、安心して物事を預けられるのはコンさんの人柄と仕事力があるからだと思ってます。
いつもおんぶに抱っこで助かっております、ありがとうございます。
さて、出演バンドの中でも特に楽しみだったのはSZKN。静カニ潜ム日々。
僕的には、エモのルーツ感じつつガレージロック感が少しあり、だがしかし時々見せるメロコアアレンジぽさを裏切りながら組み込んでくるあの音楽がすごい好きでした。
こうくんとゆたかとおれの3人で最前列ではしゃいでました。
CD買いました。
で、Mystery Languageを始めて観れましたが、シューゲイズ&ドリームポップに最近ハマってるのも相まってすごいよかったです!!
ソフィアとダニエルが出すギャンギャンのギターとガブリエルの性急なテンポかつショットスピードを感じるドラムを、ベースのエリナが穏やかに支えてる、と思いきやビッグマフ一発で歪ませてるあのクレイジーさ。
総じて音がでかいのになぜか音の棲み分け及び混ざりがいいバランスで出されている感じ。とても好きです。
ダニエルの歌声のセクシーさとソフィアの叫んでないのに抜けてくるツインボーカルもよかった。
もちろんアンコールして欲しかったが、ダニエルが「もうやれる曲ないんだ、ごめんよ」って言ったから「最後の曲もっかいやってくれーーーーーー!!!!!」って言っときました。やってくれました。
gone好きです、ありがとう。
ということでPointHope初日はいい感じで終わり、翌日の朝5時おきに備えすぐ帰宅。
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朝5時、目覚めた瞬間に睡眠時間の短さと取りきれてない疲労を感じ、信じられない気持ちでいっぱいの起床。笑
寝坊することなく出発。この季節でも朝はまだ肌寒い。
どこか遠くに行く感覚。
なんだか学生時代の合宿を思い出す。
東京→大阪って普段は行かないし遠いなーって思ってるが、こういうときは何故かどこまでも行けるような頭になっている。人間不思議なものです。
到着して朝7時に出発。ツアーの運転は2台の大型車を交代しながら進みました。
まずはMystery Languageの4人を迎えに西東京の方へ。
僕が運転する車にはコウくんといきるが乗車。
カーステから流れるラジオCM、「かがやけ、ゴルファー!」の一節にじわじわと笑わされたり、「名ばかり中間管理職」という言い回しでエンタの神様でやってそうなリズムネタを考えたり、雨ながら車内は明るかった。
Mystery Languageの元に着いたときは8時過ぎ。土曜の道は混んでました。
4人もなかなか疲れてましたね。時差ボケとかあったり、そもそもすでにツアーは2日経過しているわけだし。
スウェーデンから来た4人を乗せて、僕らは大阪へ。
行きの車はよくベースのエリナとおしゃべりしました。
スウェーデンは9歳から英語を学ぶこともあってか、ペラペラ喋れるがかなり聞き取りやすい英語を喋ってくれました。
国の関係がなくコミュニケーションが取れるのは単純に嬉しいです。
足柄、浜松、長浜あたりで休憩を挟みながら着実に大阪へ向かうPointHope一行。
休憩で席替えしたり、寝たり、長浜スパーランドが見えてテンション爆上がりしたり、長距離ながらも楽しい旅。
今回ツアーの映像を残してくれるため、カメラマンけいしとレイチェルが同行してくれました。
一回車内でレイチェルに、どういう経緯で映像を仕事にしようと決めたかを聞いたんだけど、高校あたりから話してくれて興味深かった。
勉強との関わり方と人生の選択の決め方、そこになんだか清々しさがあるのがミラーさん(レイチェル)のいいとこだなって思ったし、あと師匠が僕の好きなバンドのMVを作ってたことに驚いた。
その流れを受け継いだ人が、こんどは僕らのMVを作ってくれてるわけですね、なんだかすごいね。
なんやかんやあって大阪に着き(寝てた気がするが)、到着時間はリハ開始ギリの時間。
大阪は道が広い!5、6車線あってびっくり。
着いてまず荷下ろし、駐車場を探す。
ラッキーなことに会場近くのエリアでゲット。
会場に乗り込むとすでにWOMANのリハ中。
僕実は、コウくんが大阪編でWOMAN呼んでくれてマジで嬉しかったんですよ。
先ほど書いた残響祭名古屋編
そこにはWOMANメンツがやってたtayutaってバンドも出てて、その日の打ち上げてめちゃんこ仲良くなったんです。
中でもベースの修平くんと機材の話でベラベラ喋って、パッシブがどーだーアクティブがどーだ、歪みペダルがースピーカーのツィーターがーとか、EQの効き具合がどーだーとか、際限なく。
そんな彼らと、当時やってたお互いの音楽の形とはまた違う形で、こうやって同じ日、同じ場所でやれるのは、感激です。
WOMAN、もちろんライブもかっこよかった!!!
ギターのコウくんのMCすきです。
彼の言葉には力があって、残響祭のときもMCでオーディエンスの空気を変えてたなあと思い出しました。
時間は少し遡り、WOMANリハの間に大阪名物たこやきと、FLAKE RECORDへみんなでGOしました。
ダワさん、コンタクトを取るのは3回目でした。
1回目は去年のAming For Enrikeのツアー@FEVERでシャツ買ったとき、2回目は今年のAming For Enrikeのツアー@FEVERでシャツ買って、ぼくPointHopeでベース弾いてますってお話したやつ。
Aming For Enrikeのツアー、まじで嬉しかったです。何より一人で運転からコンダクターまでやりきるダワさんのスタンスには頭が上がらないし、ああやって音楽を広げていくんだなって、こっちもがんばらなきゃいかん、とふんどし締め直しました。
そして3回目のコンタクトではFLAKEのロンT買いました。ぼくはダワさんからシャツを買いまくる奴かよ。
ライブも見に来てくださってありがとうございます。
PointHope二日目のライブ、外スピーカーとの兼ね合いもあって、コンさんと相談してベーアンをがっつり出力することに。
あそこにあった廃盤のacousticのキャビネットまじでよかったな。
acousticの廃盤のヘッドはあるものの、もしかしたらキャビネットのおかげであのサウンドが出せるのかもしれない。
ヘッドはギャリエンクルガーの700RB。
たぶんこれも相まってか図太い音に。
WOMANのライブを見たあとに負けてられぬとなった僕らもいいライブできました。
その後のMystery Languageもとてもかっこ良かった。日を追うごとに音でかくなるのいいですね。
PointHopeメンツがテンション上がってダイブ合戦でしたが、あれたまに危ないよな。笑
周りに怪我させない程度に。おれもダイブしたい、けどしたことない、なぜなら誰も上げてくれないからだ。上げてくれ。
その後みんなで打ち上げ。
相変わらず機材の話でしゅうちゃんと盛り上がり。
ぼく基本的にベーシストと仲良くなること少ないんですが、なぜかしゅうちゃんと、OLD JOEの拳四朗とは気軽に話せるんです。
彼らの弾くベースかっけーし、あと優しいからなんだと思います。ありがとうございます。
解散して宿へ向かう。
ツアーってなんだかしんどい場所で寝るのかな、ていうかもはや寝れる時間取れるの?ってイメージでしたが、ここもコウくんがすげーいい場所とっといてくれました。めっちゃ寝た。
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3日目。
夜風呂が空いておらず入れなかったので、少し早く起きて風呂入ろうと思ったらすでに豊が起きていた。
豊はtizzyやってたころのギター。
クソほど喧嘩して犬猿の仲だったおれたち。それから長い時間をかけて、ぼくは彼のことが少しずつわかるようになれました。
そんで去年、FEVERにYou Bley It! 見に行った時、一緒にバンドやろーぜっつって、いま一生懸命曲作ってます。けっこういいよ。
豊はとにかく明るくなった。
昔はなんだかよくわからんことで悩み尽くしていたし、抜けの悪い状況で苦しんでいたりもした。そういうところで豊とおれは似ている。
でも彼はいろいろ気づいて、「楽しけりゃそれでいーじゃん」と思えるようになったらしい。
素晴らしいことだと思う。彼に不意に教わることがたくさんある。
まだ地元新潟に引っ込むのは早いよな、もう少し東京いてほしい。
で、朝飯を探しに二人でコンビニへ。
置いてある冷たく固いサンドイッチより、宿にキッチンあるから自分らで作ろうぜ、となり食材購入。
ホットサンドつくる、コーヒー入れる。うまい。
おれの想像していたバンドツアーと違う。
楽しいし美味しい。
みんな徐々に起きてきた。
コンさんがslowdiveのシャツをパジャマにしていた。けしからん。
ぼくは大阪ではアメフトシャツ、本日はslowdiveシャツ。不意にかぶる。
そこをすかさずダニエルが発見し、写真撮られた。聞けば、Mystery Languageのみんなもslowdiveが好きとのことだった。盛り上がった。
最近私服をあまり服屋で買わなくなった。バンドの物販でシャツ買いまくるから。
そのおかげで、ライブの初めましてなお客さんと仲良くなれるようになった。
音楽は僕らを繋げてくれる。
出発の時間。
昨日は7時間強のドライブ、本日は3時間くらいで名古屋に着く。
いきなり道を間違えて二手に分かれて向かうことに。
道を調べたらなんと岐阜を通過していくことに。
そしてなんと琵琶湖の近くを通ることをあゆみくんから発表され、うれしくて大騒ぎの車内。
途中のパーキングでチラ見できたが、遠くてあんまり感動できなかった。そんなもんだ。笑
で、なんやかんやあって名古屋につき(また寝てた)、すぐ会場へ向かう。名古屋の道路も広い。
残響祭で立った名古屋クアトロの近く。
その近くの公園で開かれてたアイドルイベント。みんなでチラ見した。
「おれのほうがいい曲かくからおれに仕事くれ〜」と楽しそうに言うクロちゃん。
おれもそう思います。世のアイドルディレクターは彼に曲を書かせたほうがよっぽど面白いことになると思う。
彼が最近始めたサンプリエっていうユニットがマジでよくて、クロちゃんが作ったオケとメロをフカサワさんがおいしく歌い上げるあのかんじ。
世に言うあざとい手法はありつつも、それがまったく鼻につかない。
あれはたぶんね、クロちゃんが好きなギターロックをガチでやってるからだと思うんですよ。そのテンションが音に出てたからかな、サンプリエいいなって思ったの。
もちろん、フカサワさんはボーカルとしての力すごい。柔らかくも突き抜けるあの感じ。
サンプリエ、アニプレックスが持ってるアニメのCMで使われてそうで嬉しい。
名古屋は余裕でついたためみんなでご飯、そのあと一人でstiff slack行ってきました。
ほーここがssかー、と物色してたところ、店長さんと思しき方が話しかけてくださって、
「シャツ、slowdiveだね」って。
そこでなんでかまさかの人見知り発揮してしまい、上手く話せなかった僕。
今日はエフェクターと音源両方見にきた、じつはツアーで今日名古屋に来たんだ、というとこだけ話せだが、それだけで終わってしまった。ちくしょう。
Climeb the mind、the firewood project、tangled hairの音源が気になりつつ、店を後に。
ライブ開始。
サクラショックのギターの方、全部で4台のアンプに繋いで美しい音の分離。あれ、オクターバーなしで低音出てるらしいよ。終わった後話し込みました。
僕もソロでやってるので、1つのギターから複数の音を出すとローファイぽくなるのですが、あんなきれいに分離しないっす。あれすごいことっす。
何より熱量。ドラムのラウド感も相まって2ピースとは思えませんでした。
EASTOKLABのベース、じつはLawrenceの元ベースなんですよ、ってけいしに言われてビックリ。
そうか、僕は彼のベースラインを弾いていたのか、と不思議な気持ちに。
X JAPANで言うところのSUGIZO、ART-SCHOOLで言うところのトディー的な気持ち。
だがしかしなんだかこっぱずかしいのとタイミング合わないのとで、話すことはできず。話せればよかった。
けいしは、Lawrenceで初めて名古屋行った時、初対面の僕を泊めてくれた気のいい青年。
初遠征で不安でいっぱいで、東京からの夜行バスで全然寝れず日中フラフラになった僕をベットで寝かせてくれました。寝汗でまくらべちょべちょにした気がする、ごめん。
けいしとは名古屋だけでしか会えないかな〜と思っていましたが、なんと東京で写真の仕事につくとのことで、嬉しかった。
当時から写真の大学通ってて、きれいなのとるなーとか、なにかの賞をとってすげーなーとか、思ってました。sincaiのアー写とジャケ写も彼によるものですね。
そんな彼が東京に来て一生懸命仕事して磨いた腕を、PointHopeでも貸してくれてアー写を2枚撮ったり、リリースしてる音源の写真もけいしが撮ったものを使わせてもらってます。きれいでしょ。彼の仕事の腕にはびっくりしっぱなしです。
その名古屋での寝汗の関係が、いまやツアー一緒に回るまでになれたのが本当に嬉しいです。彼も映像クルーで参加してくれました。
僕はカメラ向けられるとつい写りたがるのですが、「ちばさん実は写りたがりですね、いいことっすよ〜」とけいしに言ってもらってからたくさん変な動きを撮ってもらいました。使われるかは知らないが。
PointHopeツアー最後のライブは、ツアー最後って感じありましたね。多少荒さはありつつも3日連続ライブを通過してきた力強さがあったと思います。
PointHopeの音源は美しい感じだが、ライブでやりたいことは徐々に目に見える形になってきてると思います。身体的ダイナミクスというやつですね。
MCであゆくんが、7/1に出す詩集について言及。彼は詩集を通して、みんなと対話がしたい、それを今回のツアーで答えを見つけたと言ってました。
The Chimney Sweeperやってた時から思ってたことだが、彼は音楽を構築する才能がズバ抜けている。PointHopeでは更にいろんなジャンルのエッセンスを含めてかつPointHopeというオリジナリティーを出すことに成功してるのは、彼によるところがかなり大きい。
あと、物事を順序だてて進めるのが上手い。
結構冷静に見えるあゆみくんだが、内実はそうではない。
ふつふつと湧き上がる闘志があり、かつまあまあのクレイジーさを兼ね備えた青年で、
テンションが上がると謎のダンスを始める。彼の長い手足から繰り出されるダンスは僕のツボにピッタリはまって笑いを抑えられない。ほんとやめてほしい。
また一緒にバンドやろう、千葉くんのベースはマジで良いから、と力説してくれた彼には感謝してもしきれない。
次のスーベニア。
なんだあれ。最高かよ。
いろいろごちゃごちゃやるの好きなんですが、スーベニアはとにかくシンプル。でも超面白いし、とにかく良い。
具体的に何がいいかはまだ言語化できてない。これからしていきます。
翌日fuckin仕事があるため、Mystery Languageのライブを数曲見て新幹線に向かうことに。
最後エリナと話したが、また本当に日本に来てほしい。もしくは僕たちがスウェーデンに行きたい。一緒にライブをしたい。
コウくんがungulatesを主催して、海外から沢山のバンドを招致してツアー回ってってしてる一環だけど、今回のPointHopeツアーは彼無くしてはできなかったものだった。
思えば22歳くらいからなんだかいろんなバンドで一緒にリズム隊をプレイして、どんどん上手くなってく姿や、好きなことに突き進んでいく姿にはいつも憧れを抱いています。僕にはなんでか難しいことだから。
sincaiを新しく組み直そうと思った時も真っ先に彼に声をかけたし、とにかく一緒にやりたいドラマー。まあsincaiは僕がコミュニケーション上手くとれなかったため現在はなんの動きもないし、正直コウくんと喋るのもけっこうしんどかった。だがしかし、僕は彼と一緒にいたいし、仲良くなりたかった。
最近は少しずつ、彼との関係は修復されつつあり、僕は彼に恐怖を抱くことも少なくなって来たが、今回のツアーでかなり彼に対する印象は元に戻りつつある。彼といっしょにツアー回れてよかった。
日本にはいろいろかっこいいバンドやリズム隊、ベーシストが存在している。
彼自身も沢山のバンドをやってて、そのバンドのベーシストもかっこいい。
だかしかし、僕とコウくんのリズム隊がいまのところ日本でいちばんかっこいい、たぶん。勝手にそう思っている。
帰りの道では同じく翌日仕事のルミ子と帰路につくことに。
彼女は指定席をとったが、指定するだけでプラス4000円という事実に驚愕した僕は自由席の空きを狙うことに。自由がいちばんだ。
ルミ子、今回のツアーで隙あらば単独行動で美味いものを探しに行っていた。こんなに食に対して熱中してる人を僕は初めて見た。
ルミ子とはPointHopeの中で一番思考の仕方が似ていると思う。生活と音楽との関わり方とか。PointHopeではいきると同等レベル、いやもしかしたらそれ以上の歌を歌えるルミ子。
僕はそんな2人に若干の引け目を感じながらコーラスをしていたが、どうやら低い域帯は誰も出さないみたいなのでそこにいることに。結果的にきれいに3レイヤーのコーラスができてると思うし、僕は自分の歌の持ち味を認識できた。
「あたしツアーというものが向いてないわ」
みたいなこと言ってたが、僕はそう思はない。
だってこの3日間、ルミ子だってどんどん良くなってったからだ。
ルミ子がいつもライブのたびに抱いている緊張、それによる硬さが、ツアー進むにつれてなくなっていったように感じた。
ルミ子もどんどん音楽やったらいいタイプだ。
その後ひとりで自由席に座り、駅弁食べながらツアーを振り返る。
ていうか、新幹線はやい。あんだけ時間とガソリンかけて来た道を何倍も速く戻る。
ツアーの間中、鳴り止まないLINE。
並行して、デザイン担当の門倉くんがあゆくんとかいきるとかと打ち合わせしていた。
7/1に出す詩集、というかその前からアー写やらHPやら、いろいろ決めてくれている門倉くん。コウくんの高校時代のコンビニバイトの先輩。
彼のデザインはとても綺麗。同じWeb系の仕事をしてると彼の凄さがよくわかる。
いつも献身的に、でもめちゃくちゃ楽しんでPointHopeのデザイン全体を回してくれているのは本当に助かってます。ていうか、7/1に出す詩集はPointHopeの力というより門倉くんの力によるところが大きすぎる。彼無くしても来月初日は迎えられない。
千葉くんのベース最高、と言ってくれるうちの一人。彼の期待を裏切りたくないなって思いました。
新しいアー写、こんな分際にもかかわらずお洋服を用意していただいた。スタイリストにはわたけんくんが入ってくれました。
7/1に出す詩集に、PointHopeの6人の写真がありますが、それを選んだのはわたけんくんもかんでるんです。
PointHopeのイメージにぴったりなデザイン。
靴まで用意してくれてたが、履かせてもらったリーボックのシューズよかったな、ほしい。
僕は初めて知ったが、借り物の靴を使うときは靴底に養生テープ貼って汚れないようにするみたい。(or スタジオの床紙を汚さないようにするためか?)
細かな気遣いのできる穏やかそうなわたけんくん、PointHope初日に遊びに来てくれて楽しそうだったし、よかったな。
スタッフクレジットということで、こきんくんの肩書きは「トータル・アシスタント」になりかけた。
こきんくんはsans visageの打ち上げで初めて会ったんだっけな、そこからちょいちょい会う機会あったり、PointHopeのデザインをトータルにサポートしてもらったり、猫の動画について盛り上がっていたりする。代官山の道端で写真とってもらったりもした。
世の役職で、ぜんぶを満遍なくカバーできる人って、実はものすごく重要な立ち位置にいると思うんですよね。なんでも知ってるしなんでもできなきゃこなせない。
気づかないうちにそれをサラッとやる彼は、正直まだ僕の中では未知数な部分が大きいけど、たぶんこれからどんどんわかってくんだと思います。猫好きなやつに悪いやつはいねえ。
みたいなことを考えながら帰路に向かう。
ほんとは、いつも一緒にライブをしてるドラマーユフくんも同行できれば良かったな、と思い出す。
僕はユフくんのドラムを聴くととても安心する。PointHopeのベースライン弾きながらコーラスすんの、まあまあむずいのですが、彼がドラム叩いてるとPointHope全体のリズムを締めてくれるんですごく助かってるんです。
いつだったか豊がユフのこと「影の立役者だよな!」と言ってたけど、まさにその通り。
バンドのライブやり出しのころのリズムを安定して生み出してくれていた彼はとてもいいドラマーだと思う。売れろ。
新横浜に到着。大阪と名古屋の道は広かったから、なんだか関東はせまいなあ、と思う。
おうちに到着。
もえちゃんが笑顔でお出迎え。
はっちゃんがにゃーとお出迎え。
僕にとって大切な存在。
遠くに行っても、帰れる場所があるのはとてもいい。むしろ、こういう場所があるから、また次に向かえるんだ。
僕が遠い地に行って帰ってきても、彼女が島に行って帰ってきても、いつも僕らのよりどころはお互いの存在であり、この場所なのだ。
最近ははっちゃんも加わり、家がより賑やかになった。僕はこの家が大好きだ。
二人で誰が為の魔女というユニットで曲を作ったりしている。PointHopeとは全然違う試み。だがしかし負けないくらい面白いことをしていると僕は感じている。
もえちゃん、もといmoegiの作る曲はストーリーや実体験がバックグラウンドにしっかりあるのがとても面白い。アレンジではいつも、そのバックグラウンドのほうにフォーカスしてオケを考える。結果的に、曲の弾き語りだけ聴いて作る道筋とは全く異なるものが出来上がる。自分でも驚いている。
人生を並んで歩いていきたいと思う人はなかなかいない。だがしかし魂レベルで、僕はもえちゃんと人生共にしていきたい。
だから、「ただいま」があるし、「おかえり」がある。
その後はもう泥のように眠った。
バンドやってての初ツアー、いきるは何を思っただろう。
いつだかいきるが言ってた、「ちばくんはどっか別のことやってる人ってより、PointHopeの人だから」って言葉。
いきると僕はバンドやってる年数ながいのに大した実績もない。ドンマイ。
だがしかし、そういうのはきっここれからついてくるだろうから、あんま気にしてない。いきるもたぶんそうだと思う。
2ヶ月くらい前に、二人きりで飲んだ。
渋谷のあの店のビールはうまかった。
いきるにいろいろ相談して、「PointHopeでベース弾けるのさあ、千葉くん以外思いつかないんだよ」って言われたり、お互いの思ってることを深く話し込んだりした。
いきるみたいな奴にはおれみたいな奴が必要だし、おれみたいな奴にはいきるみたいな奴が必要なんだと思う。
足りないものは補っていきたい。いい歌だよなあれ、いつかPointHopeでやれたらいいね。
むかしいきると二人で弾き語りイベントをやったときからずっと、いきるはもっと歌う機会を増やした方がいいよなあと思ってて、それが今こうやってPointHopeでできてるか、よかったなって思う。
いきるにはいつまでもあのままのいきるでいてほしい。
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月曜のMystery Languageツアーファイナルは行けずじまい、すごく残念だ。
でも僕らは、彼らのジャパンツアーを一緒に回れてすごく嬉しかった。
Mystery Language
We really enjoyed spending time with you!!
I hope this experience will be best memory of Japan.
See you next time, and play the band with us someday!
今回のツアーを振り返ってみて、僕はたくさんの人と繋がっているんだ、と認識しました。
みんながいて、僕がいるし、僕がいて、みんながいるし。
そういう、単純なことを教えてくれる旅でした。
そんなわけで、PointHopeのツアーはおわり。
関わってくれたひと、見にきてくれたひと、本当にありがとうございました!
また、みんなに会いたいです。
そして、また新しい景色を見に行きたいです。
次はどこへ行こうかね。
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